http://jterap.jugem.jp/

<< September 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

<< ルーブル美術館ー建物内部(2F)その6− | main | ルーブル美術館ー建物内部(2F)その8− >>
ルーブル美術館ー建物内部(2F)その7−
       ードゥノン翼2F イタリア絵画その2ー


お盆で来客が続いたり、オリンピックを見ていたりして永らく更新していませんでした。ごめんなさい。今日からまた再開しますので付き合ってください。ではルーブル美術館の続きからです。
 さて、やっとグランド・ギャラリーです。この展示室は通称グランド・ギャラリーと呼ばれ、数100メートルも続くルーブルで最もメインの展示室です。ルネサンス期のキリスト教を題材にした著名な作品が目白押しに展示されていてルーブルでも人気が高い場所です。そしてここでも見事な寄木細工の床が私たちを誘ってくれます。(あの『ダ・ビンチ・コード』で有名になった所で、ソニエール館長が殺し屋シラスに追われて逃げる場面で登場し、『岩窟の聖母』『預言者ヨハネ』などの多くの絵画が写しだされていました。)








ルネッサンス期の画家で最も有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの作品は『モナ・リザ』以外にもルーブルには5点あります。この『聖母子と聖アンナ』もその一つです。風景の中に聖アンナ、聖母マリアと幼子イエスという三世代が描かれています。ダ・ヴィンチはぼかし描法によって、人物と風景をおぼろげではかなく詩情豊かなヴェールで包み込むように表現しているのだそうです。ところで《聖母子と聖アンナ》の完璧な構図はある要素に基づいています。それは、古代ローマの建築家ウィトルウィウスが「黄金比」と名づけた1:1.618 の比率です。メソポタミアの人々や、古典の芸術家たちの間では、すでに知られていたこの「神聖比率」は、芸術の世界では、比類のない均整と調和の効果を作り出すのだそうです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo di ser Piero DA VINCI, dit Leonard de Vinci)1452 - 1519
『聖母子と聖アンナ』(La Vierge a l'Enfant avec sainte Anne )
油彩 板
168cmx130cm


この作品は研究者によると、複雑な象徴的内容をもつ作品なのだそうです。マリア、キリスト、聖ヨハネ(洗礼者聖ヨハネとは、聖母マリアの親類エリザベトを母として、イエス・キリストにおよそ6か月ほど先立って生まれました。その後、荒野で修行を積んで人々に救世主の到来を予言し、キリストに洗礼を授けたとされる人物です。)を描いたレオナルド・ダ・ヴィンチの代表的な作品です。一説には、ヘロデ大王の幼児虐殺を逃れてエジプトへの逃避行(マタイ2:13-15)の途中、岩窟に身を潜める聖母子と天使に守られた洗礼者ヨハネの姿だそうです。また、降誕説話にもとづいてベツレヘム近くの岩窟を舞台とし、洗礼者ヨハネと大天使ガブリエルを加えたもの。すなわち受胎告知と降誕、受洗の3つのエピソードを同時に象徴しているという説もあるそうです。キリスト教徒ではないので、宗教的な解釈はよくわかりませんが・・・・

レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo di ser Piero DA VINCI, dit Leonard de Vinci)1452 - 1519
『岩窟の聖母』(La Vierge aux rochers)
1483-1486年頃 1806年、ハッカンによって木から画布へ移転
199cmx122cm


次はドメニコ・ギルランダイオという人の作品です。この絵はトンドと呼ばれる円形画形式で制作されています。ギルランダイオは15世紀後半、フィレンツェで、ヴェロッキオやポライウオロとともに大工房を持っていた画家です。彼はフランドル絵画の写実的表現に影響を受け、宗教画にもそれが反映されているそうです。

ドメニコ・ギルランダイオ(Domenico GHIRLANDAIO )1449 - 1494
『幼子イエスを抱く聖母マリアと洗礼者ヨハネと3人の天使』(La Vierge et l'Enfant avec le jeune saint Jean-Baptiste et trois anges )
1490年


この絵は1494年にフローレンスの(今日サンタマリア・デッラ・パッシオーネ教会)教会に飾られていました。

ロレンゾ ディ・クレディ(Lorenzo di CREDI)1459 - 1537
『La Vierge et l'Enfant entre saint Julien et saint Nicolas de Myre 』
163cmx164cm


レオナルド・ダ・ヴィンチのお弟子さんといえば、ああ、納得できるような絵です。うっすらと開いた目をした女性像が優雅な雰囲気です。イタリアマニエリズムの代表選手がルイーニなのだそうです。レオナルド・ダ・ヴィンチに影響され,直接いっしょに仕事したと言われています。

ベルナルディーノ ルイーニ(Bernardino LUINI)1485 - 1532
『聖母子と天使』(La Vierge et l'Enfant avec un ange, dite Madone de Menaggio)
油彩 ポプラ材
80cmx58cm


これもベルナルディーノ・ルイーニの作品です。

ベルナルディーノ ルイーニ(Bernardino LUINI)1485 - 1532
『Le Sommeil de l'Enfant Jesus』
油彩 木
92cmx73cm


ベルナルディーノ・ルイーニの作品が続きます。

ベルナルディーノ ルイーニ(Bernardino LUINI)1485 - 1532
『聖家族』(Sainte Famille)
1510 - 1515年 油彩 ポプラ材
51cmx43cm  


ルイーニのサロメを主題にした絵はウフィツィ美術館やボストン美術館にもあります。

ベルナルディーノ ルイーニ(Bernardino LUINI)1485 - 1532
『サロメ』(Salome recoit la tete de saint Jean-Baptiste)
62cmx55cm



MAITRE DE LA VIERGE AUX BALANCES
『La Vierge a l'Enfant avec sainte Elisabeth, saint Jean et saint Michel, dite La Vierge aux balances』
油彩 木
95cmx69cm


暗い画風を基調としてるのが印象的です。

バルトロメオ・ モンターニャ(Bartolomeo CINCANI, dit MONTAGNA)1450 - 1523
『Ecce Homo』(この人を見よ)
1500 - 1507年
55cmx43cm


フィレンツェ生まれの画家でラファエロの弟子だった人だそうです。なんと優しそうな聖母なのでしょう

フランチェスコ・ペンニ(Attribue a Gian-Francesco PENNI)1488 - 1528
『聖母子』
68cmx48cm


パリのルーヴル美術館が所蔵したことによって、最も多くの人々に知られることになったラファエロ制作の聖母子像のひとつ『聖母子と幼児聖ヨハネ』です。ラファエロはレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロと並ぶ盛期ルネサンスの三大巨匠の一人で、聖母の画家としての異名を持つことからわかるように、聖母マリアと幼子イエスを描いた作品が有名です。ゴシック期より盛んに描かれてきた聖母子像に、ラファエロは母親の母性を画面中に表現し、多くの人々から支持を得ました。本作はその最も典型的な作例のひとつである。聖母子の構図ではヨルダン川でキリストへ洗礼をおこなった聖ヨハネは本作のようにキリスト同様、幼子として描かれることが多かったようです。この絵は通称『美しき女庭師』と呼ばれ、美しい草花や詩情豊かな風景に囲まれた親しみやすさから絵の名前がつけられたものだそうです。

ラファエッロ・サンツィオ、通称ラファエッロ(Raffaello SANTI, dit RAPHAEL)1483-1520
『聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ・通称《美しき女庭師》』
1507-1508年 油彩 木板
122cmx80cm


16世紀はじめのベニスで制作された作品ですが、ジョヴァンニとジェンティーレなどの名前はあがっているものの、作者は不明です。

『2人の青年の肖像』(Portrait de deux jeunes hommes )
45cmx63cm


ダ・ヴィンチからも尊敬されていたベルナルド・ゼナーレによる作品です。東方の三博士に祝福されるイエスでしょうか?

ベルナルド・ゼナーレ(Bernardino ZENALE)1450 - 1526
『La Circoncision avec Fra Jacopo Lampugnani en donateur』
油彩 木板
137cmx224cm


ピエトロ・ヴァンヌッチは情緒豊かな表現によって優雅で甘美な独自の様式を確立しました。弟子であったラファエロの作風に大きな影響を与えましたが、自身もラファエロから刺激と影響を受けたようです。友人はこの聖セバスティアヌスが福山雅治に似てると騒いでいました。(ちょっと不謹慎だけど私も似てると思います。)

ペルジーノ・ピエトロ ヴァヌッチ(Pietro di Cristoforo VANNUCCI, dit PERUGIN)1450 - 1523
『聖セバスティアヌス』(Saint Sebastien)
1490 - 1500年
176cmx116cm


これもピエトロ・ヴァンヌッチの作品です。
トンド(円形画)形式で制作された代表的作品のひとつ『玉座の聖母子と2聖人、2天使』です。ほぼ左右対称の構図を用い、中央の玉座に座る聖母マリアと聖母に抱かれる幼子イエスを、左部分には聖ローサと天使を、右部分には聖カタリナと天使を配置しています。このどこか憂鬱で曖昧さを残す表情を浮かべた聖母子像はラファエロにも多大な影響を与え、ラファエロ作品の多くにその痕跡が残されています。

ペルジーノ・ピエトロ ヴァヌッチ(Pietro di Cristoforo VANNUCCI, dit PERUGIN)1450 - 1523
『玉座の聖母子と2聖人、2天使』(Madonna col Bambino in torno e due santi e due angeli)
1492年頃 テンペラ・板
直径151cm





JUGEMテーマ:PARIS

スポンサーサイト
COMMENT









Trackback URL
http://jterap.jugem.jp/trackback/141
TRACKBACK

Roy Tanck's Flickr Widget requires Flash Player 9 or better.

Get this widget at roytanck.com